下駄やサンダルで巻き爪が進行?知らないと危険な夏の足元習慣
夏になると、サンダルや下駄を履く機会が増えますよね。実はこれらの履き物、巻き爪や陥入爪の予防という観点では「良い面」と「注意すべき点」の両方があります。
今回は、巻き爪を予防するうえでサンダルや下駄がどのように関係するのか、わかりやすく整理してお伝えします。
サンダルや下駄が巻き爪予防に向いている点
1. つま先への圧迫が少ない
サンダルや下駄は、つま先を覆わないデザインのものが多く、足先が靴の中で押されることが少なくなります。特に親指の爪の両端が圧迫されないことで、巻き爪が進行しにくくなる傾向があります。
2. ムレにくく清潔を保ちやすい
通気性が高いため、足元が蒸れにくく、皮膚トラブル(たとえば湿疹や水虫)も起こりにくくなります。こうした皮膚の状態悪化が巻き爪を助長することもあるため、間接的な予防につながります。
3. 足指の筋肉を自然に使える
鼻緒やストラップがあるサンダル・下駄では、歩く際に足の指で踏ん張るような動きが自然と増えます。これにより足の筋力やバランス感覚が鍛えられ、爪の正常な成長がサポートされることもあります。
サンダルや下駄で注意が必要な点
1. つま先の支えが弱いことも
足先を覆っていないぶん、地面との摩擦や不意な衝撃を受けやすく、爪に負担がかかることがあります。特に人混みや長時間の歩行では、つま先の安定感が不足してしまうケースも。
2. 足指への過度な負担
下駄や鼻緒のある薄い底のサンダルは、足指を不自然に曲げ伸ばしする動作が多くなりがちです。長時間続けると、こうした負荷が巻き爪の進行につながることもあるので注意が必要です。
3. サイズやフィット感が合わないと逆効果に
サンダルが緩すぎると足が前に滑って爪先をぶつけやすくなり、逆にきつすぎるとストラップや鼻緒が強く当たって爪に負担がかかります。素材や形状にもよるため、選ぶときは慎重に。
巻き爪を防ぐために意識したいポイント
- 足にしっかりフィットするものを選ぶ(特にストラップ付きがおすすめ)
- 鼻緒タイプは長時間履き続けない
- 凸凹の多い道や砂利道など、不安定な場所では避ける
- 定期的に爪の長さや形をチェックする
- 深爪に注意し、爪の角を丸く削りすぎないこと
まとめ
サンダル
良い点:つま先の圧迫が少ない、ムレにくい
気をつける点:支えが不十分、摩擦による負担
下駄
良い点:足指をしっかり使える、姿勢改善効果も期待できる
気をつける点:鼻緒による圧迫、安定性に欠ける場合がある
補足アドバイス
巻き爪が気になる方は、「どんな靴を選ぶか」がとても重要です。足の形や歩き方によって、向いている靴は異なります。
特に「開張足(足指が広がりやすい状態)」や「浮き指(足指が地面につきにくい状態)」の方は、サンダルや下駄の選び方に注意しましょう。
